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Q3-8:外国での商標調査で他に気を付けることはありますか?

ANSWER

商標調査の時点というよりは、商品名やサービス名のネーミングで気を付けたい点として、
いわゆるネイティブチェックネガティブミーニングチェック)があります。

すなわち、日本では「良い商標」であっても、それが外国での現地語では悪い意味を有していたり、
悪い言葉の発音と似ていたりしていないかを、あらかじめチェックすることが重要です。

このように悪い意味を連想させるような商標は、仮に商標登録を受けられたとしても、
現地で万人に受け入れられる可能性は低いですし、ビジネス失敗となるリスクは高いと言わざるを得ません。
考案した商標が、外国でネガティブミーニングを含んでいる場合、
当該国では別の商標を採択することを検討しなければならないでしょう。

なお、身近で有名な例としては、「カルピス(CALPIS)」があります。
わが国では、「カルピス(CALPIS)」は造語的な商標であり、
コクのある美味しい飲料の商品名として、子供から大人までよく知っています。

しかし、この発音を英語のネイティブが聞くと、「COW PISS(牛のおしっこ)」のように
聞こえるリスクがあるというのです。
そこで、当該国では、「CALPIS」を「CALPICO」に変更して商品に使用しているということです。

CALPICOの商品画像
(※CALPICOウェブサイト(http://www.calpico.com/)より)