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5.セカンドオピニオンがほしい

 商標実務担当者の声

現在、ある特許事務所に依頼をしているが、重要な判断が必要となる際には、
他の特許事務所や弁理士の見解も聞いた上で、慎重に対処したいことがある。

しかし、最終的に本依頼まで進むことにはならないため、
他の特許事務所へセカンドオピニオンを求めることには躊躇している。



コメント----------------------------------------------------------------------------------------------

4.弁理士に気軽に質問、問い合わせができない」と同様に、
長年懇意にしている特許事務所がある場合に遭遇するお困りごとといえます。

弁理士の立場からすれば、自分の特許事務所だけにご依頼をいただきたいというのが本音です。
しかし、依頼人の皆様がどの事務所に依頼されるかは原則的には自由であり、
特定の一つの事務所だけにしか依頼できないという決まりはありません


現に、知財に力を入れている企業の中には、分野ごと、案件ごとに
特許事務所を使い分けている事例も多く見かけます。

ある先輩弁理士の先生が、弁理士を医者に、特許事務所を病院に喩えられていました。
なるほど、たしかに弁理士にも医者と同じでそれぞれ専門分野や得意分野がありますし、
特許事務所も病院と同じで様々な規模、方針のものがあります。

現在は、患者さんの気持ちや意向を尊重して、
セカンドオピニオンに理解のある医者の方々も増えている時代です。

我々弁理士も、本当に依頼人のお役に立てるのであれば、
自分がセカンドオピニオンを求められた場合には喜んでお受けして、
依頼人が他の弁理士にセカンドオピニオンを求めた場合であっても嫌な顔をすることなく、
その背景にある事情を理解すべきだと思います。

結局のところ、依頼人の皆様と特許事務所や弁理士との信頼関係ではないでしょうか。

現在の特許事務所や弁理士との信頼関係が厚ければ、皆様が他の特許事務所や弁理士に
セカンドオピニオンを求めても、理解を得られる場合が多いと思います。
セカンドオピニオンを求める特許事務所に対しても、相談という名目で有料にしてもらえば、
たとえ継続して本依頼ができない場合であっても気まずくなることはないでしょう。

当事務所でもセカンドオピニオンを歓迎いたします。
何かお困りのことがございましたら遠慮なくお問い合わせ下さい。