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ごあいさつ(2024年度 代表メッセージ)

令和6年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

今年は元日より、わが国はショッキングな自然災害に見舞われることとなりました。
新年を迎えて、さぞ明るい気持ち、楽しい気持ち、希望に満ちた気持ちで、大切な時間を大切な人と過ごしていたであろう被災者の方々のことを考えると、本当に胸が張り裂けそうな心苦しい思いです。どうか皆様が1日も早く、元の生活に戻られることを心よりお祈り申し上げます。

自然災害といえば、近年はその発生頻度がどんどん増している印象があります。
また、昨年の長く続いた猛暑の日々は、あきらかに「異常」だったと思います。

このような事態が発生していても、世の中は、あたかも想定外のことが起こっているとか、単に運が悪かっただけといった論調であるように見受けられます。しかし、このような楽観的な姿勢のままで本当に良いのでしょうか。

私には、これらが人類に対する、地球や自然からの「警告」のように感じられてなりません。「警告」というより、人類に対する「怒り」といったほうが正確かもしれません。

このままだといつか、「とんでもないこと」になる。
そして、そのカウントダウンはすでに始まっている。
このように感じているのは、私だけでしょうか。

昨年、「自分さえ良ければいい」という考えの自分本位の人間が、世の中にますます増えてきたように感じると書きましたが、残念ながら、この傾向は相変わらずという気がします。むしろ、個人の範囲を超えて、本来であれば自制を促すべき立場の国家や団体・企業などにも、このような姿勢がよりはっきりと見られるようになったように思います。実に嘆かわしいことです。

人間の「欲深さ」や「傲慢さ」は、ますます膨張しているように感じます。
これらが、様々な形となって、地球や自然環境により悪い影響を与えていることは、否定できない事実でしょう。

地球上には、人類の他にも多くの生物が暮らしています。
地球は、人類だけのものではありません。
私たちは、この当たり前の点を、あらためてしっかり認識する必要があるように思います。

最近、わが国では「クマ被害」が大きく報道されることが増えましたが、これも同じ話ではないでしょうか。世の中は、あたかも「クマが異常」といった論調ですが、その原因を突き詰めれば、環境破壊など、人間の「欲深さ」や「傲慢さ」に由来するものが、そもそもの問題の発端ではないかという気が、私にはしています。

もっとも、私が理不尽だと感じるのは、こういった自然災害などの被害に遭うのが、必ずしも欲にまみれたような人間ではなく、その多くは何の罪もない、真面目に生きている善良な人たちであるという点です。このような不幸は、絶対に許されて良いものではありません。

「節度」。
こういった不幸が起こらない、そして、起こさないようにするためにも、現代人にとって、今もっとも必要なものではないでしょうか。このままであれば、今回の震災のような自然災害が、次々に起こるのではないかと心配でなりません。

さて、少々重い話になってしまいましたが、今年は商標実務においても、「コンセント制度の導入」や「他人の氏名を含む商標の登録要件の緩和」など、大きな変更点があります。

一般的な事業者の方々には、あまり影響はない点ではありますが、特許庁のウェブサイト等でも少しずつ具体的な情報が出てきておりますので、ご留意いただければと思います。当事務所でも、詳細については本サイトにて、追って情報をとりまとめたいと考えております。

いまだ閉塞感の続く世の中ではありますが、当事務所は、2024年も変わらず「正直・誠実に。ごまかさない。売り込まない。」をモットーに、職業倫理と弁理士としての誇りを強く持ち、引き続き業務に携わってまいります。そして、「弁理士の価値」をご提供することにより、少しでも多くの依頼人の皆様のお役に立てるよう、これからも精進していく所存です。

本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和6年1月5日
代表弁理士 永露 祥生

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